遭難記事について

@恵那山のコラム恵那山watchを久しぶりに更新した。2009年5月の遭難を考えるコラムである。実はこのコラムは書くかどうかずっと迷っていた。遭難対策協議会のメンバーでもない私がここまで書くのか。死者を鞭打つ行為と受け取られないか・・・など。

しかし公式の報告書も出ないうちに、恵那山はまた同じ季節を迎えようとしている。多くの山岳関係者が警鐘を鳴らす中で、同様の遭難は減るどころかますます増えるばかりだ。積雪が少なかった昨年でさえ発生した残雪期の道迷い。今年起きない保証はまったく無い。思い切ってコラムを公開した。

地元山岳関係者のOさんと電話で話したことだが、「本気で遭難防止を考えるのなら、ゴールデンウィーク中は各登山口で毎日検問チェックをするべきである」という意見で一致した。「遭対協」の腕章をして睨んでいるだけでも効果があると私も思う。腕章を支給してくれたらボランティアに行ってもいい。

本当はとっても難しい残雪期の恵那山


雪があれば夏道どおりにトレースが付いているかどうかはそれほど問題ではない。だが、自分が歩いているトレースが何処なのかを認識していることは非常に重要である。多くの百名山ハイカーは一見さんのビギナーばかり。彼らは自分が歩いているトレースが正しいかどうかなんてこれっぽっちも考えていない。興味の対象は、「あと何分で頂上か?」ということ。これじゃあ帰り道に迷うのも無理は無い。